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メーカー監査について

9月中旬に、ある大手コネクターメーカー監査を受けました。
結果は、、、×です⇒ 改善要求、多々、、かなり重いものに成りました。
強く否定された訳ではありませんが
私自身がこれまで進めて来た方向性そのものが違うと感じ
1ヶ月近くたった今まで、何か悶々として答えが出せないでいました。
今回のメーカー監査は車関連の電装部品メーカーであり
監査内容は厳しい目で見られる事は覚悟し当方も監査に備えて
5Sから始まり資料等整理して望みましたが残念です。
プラスチック成形の世界でも、
私達が生産しているコネクター類は一番?管理が大変であると自負しております。
これまでも、車関連の電装部品では常に100%良品の完璧さを求められており
クレームを多発させた際に、私自身も自信が無くなり
この先、何処まで客先の要求についていけるのか? 
限界点は必ず来る ⇒その際どうしょうか
これまで何度も考え悩んだ事があり、客先対応として
取り合えず、 クレームを起こすな、、、それだけで進めて来て
言い方を変えれば
一つの単純な方向性での限界点と云う事に成ると思います。
今年に入り、メーカー監査は4回ほど受けましたが
今回のメーカー監査はフル監査ではありませんが一級監査と判断して望みました。
最近感じる事は
これまでプラスチック成形業においてコネクターの製造は
ISO9000的管理は当たり前で一番管理が厳しいものと受け止めて進めて
参りましたが
此処1~2年でコネクターの中でも
車関連の電装コネクターはTS9000等の絡みもあり
もう一ランク上の見方(最上ランク?)を要求されるようになりました。
原因は
車のコンピュター化が進み、素人が目で見て異常個所が判断できず
性能+制御を 信用+信頼しないと車に乗れない⇒信頼が第一になって来ており
当社がそれを怠るとブレーキ等の作動不良が人命に関ってしまう問題にも成り
新聞紙上に見かけるリコールにも発展する事にもなります。
要は100万個に1個の不良、1000万個に1個の不良であっても
当方の製品が原因で交通事故で人の命が亡くなった時
1000万個に1個の不良であるから、と絶対に許されない事であるという事
に成ります。
これまでの私、、、答えが出せない悩んでました。
原因は
進めるべき本筋を理解しないで見せかけの改善だけで済ませても
逆に管理がチグハグするだけで後でボロが出て問題を作ってしまう。
そして、現在のプラコーの管理事に対する意識と力量です。
結論は
これまでプラコーはISO9001取得済みであり
今年8月も更新の監査を受けましたが
指摘事項がほとんど無い状態で更新がすみました。
そこで尚更
ISO9001止まりの感覚で満足しており変な自信の様なものがあり
今回の様な、完璧を求められる監査に対する答えを出せず迷ってしまう
しかし今回の監査で求められているのは
ISO9001の管理事では無く、TS9000での管理事であるという事です。
まず
TS9000の管理システムで何を求めているのか勉強する事が第一である
という事に成り
TS9000=重いが、この先、理解し進めて行かないと仕事が貰えない
私の管理能力以上であっても、受け入れて進めて行かないと
プラコーの明日が無いという事になります。
この先、私を含め会社全体が勉強して受け入れ進めていかなければ成らない
大変ですが
この先、進めていく上での結論という事になります。