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【文化人には成りたくない】

文化人には成りたくない

、、、、町工場のオヤジでいたいのです


スタジオジブリの 宮崎駿の

先日行われた引退記者会見での言葉ですが

私は凄く共感させられました。

実は私、約15年余り前から

私が自然に、よく使っていた言ってた言葉とほぼ同じです。

(私の場合、時々追加で、お役所仕事はしたく無い、、、が付きますが)


今から21年前に独立(バブル崩壊と同い年)

開業当時は

取引銀行(個人口座)銀行にも全く相手にされない状態で

機械を発注して銀行に相談しても開業資金が借りる事が出来ない。

世の中の厳しさを痛感したものでした。

何とか国民金融公庫から資金を借りて開業しましたが

その後も、時代が時代でハラハラしながら進めて参りました。

開業から

3年余りで、会社も法人化し

4年余りで、今の工場(本社)を新築して借金も増大し

絶対個人レベルでは絶対に返せない( 借金が怖かった )

その頃から

色んな文化団体から誘いが来る様になりました。

まず、小学校の保護者会の役員から始まり

商工会、法人会、ロータリークラブ、その他、経営者、、、等

現在も、最低年に一回は何処からかの誘いがあります。


約15年前、初めて文化的組織に誘われた時

私が思ったのは

こんな厳しいい世の中で

借金を私一人で背負って会社を経営して行かなければならない。

この団体等に付き合う事により自分の仕事の足を引っ張られる、、

そう思いました。

(心に余裕が無いと云う事に成りますが、、、余裕を持てなかったが本音)

そこで誘いの断りの文句が

自分は文化人に成りたくない、自分は町工場のオヤジで在るべき 

でした。

その後も、文化団体等の誘いが在る度に、私の決めゼリフと成りました。

ただ

私なりに我武者羅に仕事優先の人生を送って来て

少し落ち着いて

現在の私の年に成ると仕事以外の知人が少なく

私の実家を離れ知人の少ない処で開業し今日に至り

この先の引退後、地元に知人が少なく

さみしい人生を送らなければ成らないと思うと

本音は少し不安で寂しい気持ちにもなります。


そして今回

私は文化人に成りたくない、町工場のオヤジで在りたい

私が文化団体からの誘いの、ほぼ断り文句で使っていた言葉であり

是まで約15年間

私から言っても、他人や周りから言われた事も記憶にありません。

今回、宮崎駿氏の人生節目の引退のインタビューでの言葉


私は再度、強く同感し、大きく感動しました。