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2014年 年初め訓示

2014年 年初め訓示             2014年1月5日17:00~ アラピア会議室にて

 

2014年展望について(プラコー)

今年辺りから、此処数年続いた流れから少しずつ流れが変わって行き

そうな気配を感じます。

過去の海外進出(下請け業の工場進出)は大きく言えば約30年位前から

大企業に始まり、一般的な下請業の中小企業の海外進出は約20年余り

前からと言えるかも知れません。

製造業の海外展開(工場進出)は生産コスト(賃金)の低い国で物作りを

行い日本ブランドで高く販売する構図であった。

(弱電関係のメードインジャパンが売れなく成って居る事も考慮すべき)

プラスチック製造業の世界では、雑貨から家電部品、電子部品

そして現在、プラコーで生産中の最大の信頼性を求められる車関連の

電装品が最後に残っていたが海外展開進行中の状態であり

之までの、品質最重視の一辺倒から少しずつ海外に合わせたコストも

注視しなければ成らない状態に向かうと思われます。


2013年反省(2014年に持ち込まない為の再確認)

客先の要求レベルとプラコー全体の力量(知識と技術と経験不足 )との

狭間で、実力が伴って居なくても対応して行かなければ成らない状態

そこに矛盾が発生し、客先に直接対応し要求レベルを理解している

各部門長レベルのプラコー幹部社員の負担は大である。

また失われた20年の社会情勢の中で常に危機意識を持ちながら無駄を

無くしたギリギリの少数組織で結果的に拡大路線の経営をして来ました。

 (今の時代、先が見えず安易な人員配置も出来ず仕方なかったとも言える

   時代とは別に思わぬ急成長を繰り返し、私は経営者として社会的責任を

   同時に果して行く事を考えた場合、最良と思われる他の方法の進め方は

   未だに答えは出て来ません )

その為に社内的にも、その場しのぎで慌てて事を運ぼうとして

落着かない状態が解消されない状態がプラコーの歴史ともいえる。


2014年テーマ

『千里の道も一歩から,,,確実に進めて行く』

2014年年初、今日言ったからと即 明日から実行出来るものでは無い

日々の、失敗から学び、軌道修正を行いながらの積み重ねである。

現在プラコーは、新人から中堅クラスの入口まで社員に幅が出来ている

是は事実であり、ある程度の基礎は出来ていると思いますので

 この先も、時間を掛けて確実にバランスの取れた会社運営と本分を

重視して一歩ずつ粘り強く進める事が重要です。

其れには温かく見守り育て上げて行く プラコーの姿勢も重要である。

まず、各部門長から個人を捨てて、部門を捨てて、全社的見地に立って

実践し責任を持って指導を行い広げて行き、厚みを持たせて貰いたい。

そして社員全体が受け止め意識を持ち続けて、好奇心を持って

職務を果たして貰いたい。

好奇心を持って学ぶ事が重要であり、最も己の身に付くものである。

反対に好奇心の無い人間は周りから後押ししても中々成長しない。

以上

今後継続して社員とプラコーが成長して貰う為の過程での要望であるが

即実行出来るのであれば誰も苦労しない(勘違いしない事である)。

今後進める『千里の道も一歩から,,,確実に』 である。


ただ上記に述べたが

仕事柄、客先から現在求められている感覚とプラコー社内の感覚差が

大きい事実がある。

現在のプラコーの理想とは別に矛盾を抱えて進めて居る事も理解して

頂きたい。

現在のプラコーは、底辺の割に高さの無い潰れたピラミッドであり

その頂上にポールを立て見せ掛け高さだけを維持しようとしているのが

現状である。

そんな状態でプラコーの置かれた立場等により

焦って無理やり成長させようとして来た事で矛盾を抱えた状態で無理も

ありバランスも悪く歪んだ部分もある。

今年と云うより

今後ポールの高さを頂点とした隙間の無い三角形(ピラミッド)を作り

全体の高さを押し上げる努力をして行かなければ成らないが

スタートの今年は慌てず落ち着いて

昨年秋から今年1月まで、私からの月間目標(全社)として掲げている

『製造業の原点に戻る,,,,,,,』と提示しています。

その意味の一つは

問題が発生したら原因と対策は確実に行い、再発防止に向けて

関係部門の全社員を集めた再指導を繰り返す横展開(再教育)により

知らない社員

忘れてしまっている社員(初歩的な事で今更聞けない社員) への

横展開での再教育を繰り返し丁寧に行う事による再認識が重要であり

再発防止と事故を未然に防ぐ最大の防御であると言えます。

( 関連書類の重要性も理解出来、目的が見えて間違いも少なく成る )

要は当たり前の単純な行動( 社員全体再発防止行動 )を繰り返し行う

事がピラミッドの隙間を無くし先の成長に繋がる事を理解して頂きたい。

そして

根拠の無い見せ掛けの少数精鋭では無く

根拠の有る厚みを持った少数精鋭を目指す事が最終目標である。


以上                                        (株)プラコー 上坂敏志夫