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タイランド 2010年5月15日情勢

タイ王国 情勢
ここ2ヶ月位、盛んにタイの首都バンコクの
商業とビジネス地域にて赤服のデモ活動が続いており
数日前から、デモ隊鎮圧に軍隊が本格的に乗り出して
最終局面に近づいて来ている様に思います。
が、、、、、、、
当方の現地法人の タイPKTテクノCO.,LTD
タイランド、バンコック市、シーロム通り、タニヤプラザビルの住人は大変です。
昨日も、16名の死者と100名以上の負傷者が出たとの事ですが
当方、事務所ビルの玄関先から、100mから先での事です。
昨日も危険な為、午後から事務所を閉めて帰社しており
もう、いい加減収まってほしいものです。
タイランドでは、ここ数年
元首相のタクシン派と反タクシン派が入れ替わりにデモを行っています。
タクシン派=赤服
  (タクシン元首相はクーデターで追放、現在中東のドバイ?に潜伏中?)
  今回のストは赤服=東北地方(チェンマイやイーサン地方)
  昨年4月のパタヤ国際会議(アセアン)妨害
反タクシン派=黄服
  一昨年バンコク国際空港(スワンナブーム)占拠事件
  現政権側で、アピシット首相になってほとんど活動していない。
これまでの経過からですが
私から見てタイランドの国事態が複雑な側面のある国であると思います。
①  現在主力のデモ隊はタイの国のチェンマイとイーサン地方ですが
  チェンマイは赤服タクシンの生まれ故郷
  隣の地域のイーサンはもともとラオスであり言葉もラー語を使い多少文化も違う
  昔から貧しい地域とされていました(正し人口はあります=選挙に影響力大)。
②  政治(役人)はタイ人、経済は華僑系中国人が握っている様な部分は多々あります。
  元首相のタクシンは華僑系のタイ人で中国名を持っており確か
  中国名=白、、  何とかという名前であったと思います。 
  私は始めから
  タイ人=国王=(役人) 
  タクシン=華僑+イーサン(元ラオス)=よそ者?
  この辺りが隠れた、一番の問題でないかと思っています。
③  タイ王国はおそらく世界の王国の王様で一番権限を持っておられる国王だと思います。
  今の国王のラーマ9世は
  今から20年近く前のクーデターの時は、最後に国王が出られて解決されましたが
  現在、高齢な上に体調を崩されて昔の様に指導力を発揮できない状態であると思います。
③  上記のタイの国の構造から、昔から役人が権限を握っており
  私もタイビジネスに於いて、アンダーテーブル等の局面が2回ほどありました。
  微笑みの国も、裏と表は確実にあり
  タイランドと言う国の名前自体に自由と言う意味も含まれているそうですが
  利権がらみで基本のハッキリしていない、確立されていない
  中途半端な自由主義の慣れの果てかも知れません
  
この先タイの国は
  今回の局面を乗り越えて如何変わって行くのか注視して行きたいと思います。